本格的に寒くなりましたね。
樹脂の乾燥時間にも影響が出てしまい施工時間が長くなる日々です(涙)
今回はよくあるアパートの施工ですが少し変わった例でしたのでご紹介致します。
「退室後にクリーナーさんが清掃に入ったのですがどうしても汚れが取れないので見に来て欲しい。」
アパート管理会社さんからの依頼でした。
喫水線(水面)の変色なのですがこういった例は時折見受けられます。
浴槽メーカーさんからの資料によると
ボイラー等の銅管に含まれる金属と入浴剤や石鹸に含まれるアルカリ成分との化学反応で起こる現象のようです。
私達の使用する強力な洗浄剤で取ることは可能なのですが完全には取りきれません。
(うっすらと残ってしまいます)
次のお客さんの入居日が決まっているお部屋でしたので急いで施工に取り掛かりました。
で、やはりお決まりの突貫工事でした、、、(笑)
そうですね、「寒さ」これは要注意ですよね。
昔々に経験したのですが、春・秋・夏のように一気に吹き上げ、「ヨシ、今日もいい仕上がりだ!」と大満足。
外で道具を片付けたりして30分後に浴室に入ると、塗装面全体が5cmほど下にズレ落ちてる!
垂れで出来た模様は、泣き笑いしてる人の顔そっくり。
私ももらい泣きしました。
日本での浴槽塗装は、アメリカやヨーロッパと較べ大変です。
「暑さ」、「寒さ」、「湿気」、「風呂好きの国民性=厳しい使用条件」、「仕上がりへの高い要求」、・・・。
おかげさまで、私たち職人、技術者はしっかり鍛えていただけます。
私は常々、日本のbathtub refinishersは世界一の技術を持っていると考えています。
その上、勤勉な(?)私たちは、突貫工事も得意ですね。
残り少ない2007年、一気に駆け抜けましょう!
でも「火の用心カチカチ」「垂れ用心タラタラ」です。